電気通信大学の研究グループが「3D&バーチャル リアリティ展」において、自分自身を擬似的に抱きしめることができる、触覚コミュニケーションデバイス「Sense-Roid」を出展しました。このデバイスはなんとIVRC2010(国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト)で、総合優勝を獲得した実績があります。
接吻デバイスと併用すれば、バーチャルでいろんなことができそうです。
仕組みは、マネキン型デバイスの全身に圧力センサーが仕込まれており、抱きしめた際にマネキンが圧力を感知した場所と連動して、自分自身が着ているジャケットに仕込まれているマトリックス状に配置された振動モーターが振動するというものです。
自分と近しい(例えば友達や恋人)などと抱き合えば満足感が得られ、逆に知らない他人などでは不快になることから、自分にもっとも近い存在である自分が自分を抱けば最高の満足感が得られるということのようです。
今後はセラピーなどへの利用を考えているほか、マッサージなどに応用することを目指しているそうです。