社交的で活動的であることが何より評価される文化において、内向的であることは肩身が狭く、恥ずかしいとさえ感じられます。しかしスーザン・ケインはこの情熱的な講演で、内向的な人は世界にものすごい才能と能力をもたらしているのであり、内向性はもっと評価され奨励されてしかるべきだと言っています。
子供のころ初めてキャンプに訪れたスーザン・ケインは、騒がしくて活動的な周囲の人々の行動が理解できなかったといいます。またキャンプを含める多くの場面で、内向的であることは問題であり社交的であることが評価されているといいます。
社会で推奨される社交的な性格ですが、実際には2人ないしは3人に1人は内向的な人間だといい、これらの志向は社会的損失でさえあるとします。
内向的な人間は、孤独であるが故に独創的なアイデアを生み出し、さらにリーダーとしてはメンバーを上手く使うことができるため成功しやすいという結果がでています。
現代では社交的な人間が評価されていますが、スーザン・ケインの言うように内向的な人間にはその能力を発揮できる環境を与え、互いが協力することが最善です。内向的な人は、無理に社交的になる必要などないようです。