東日本大震災以降、頻繁に耳にするようになった音といえば、地震を速やかに周知させる「緊急地震速報」です。あの音を聞くと、ビクっと驚いてしまうことや地震を思い出してしまう方もいるのではないでしょうか。
ところがそんな「緊急地震速報」を管弦楽器で演奏してみた人がいたようです。壮大な印象を感じさせ、素早く軽やかに逃げ出せそうな「もしも緊急地震速報がオーケストラだったら」をお聞きください。
この「もしも緊急地震速報がオーケストラだったら」は、緊急地震速報の管弦楽編曲を試してみたものだそうで、管楽器や弦楽器などオーケストラで使われる楽器を使って演奏されています。また、原曲に含まれる音「G-C-E-A#-D#」「G#-C#-F-B-E」のみを音階として使用し編曲されています。
使われているのは以下の楽器です。
・フルート3
・オーボエ3
・クラリネット3
・ファゴット2
・ホルン6
・トランペット4
・トロンボーン4
・チューバ2
・ティンパニー
・トライアングル
・シンバル
・シロフォン
・グロッケンシュピール
・小太鼓
・大太鼓
・ハープ
・第一ヴァイオリン18
・第二ヴァイオリン11
・ヴィオラ10
・チェロ10
・コントラバス9
かなりの数の楽器が使われており、曲自体が重厚で優雅な雰囲気になっています。しかし、注意喚起を促すための緊張感を感じさせる部分はそのままのため、緊迫感を持ちつつも落ち着いて逃げ出せるような印象を受けます。
「緊急地震速報」は、危機感を促すような音になっていますが、それが仇となって頻繁に聞いているとイライラ感が増してしまいます。しかし、このオーケストラバージョンならイライラも最小限に抑えられるかもしれませんね。