まるで同じデスクにいるかのように、離れた場所にいる相手とトランプやマルバツゲームができる新技術「Illumishare」をマイクロソフトが披露しました。これまでは、デジタルな情報の共有ばかりが進められてきましたが、これなら紙媒体などでしか使うことができなかったアナログな情報を共有することができそうです。
この「Illumishare」は、デスクランプのようなデバイスにカメラとプロジェクタがついていて、離れた場所にいる相手のデスクの上にあるものを撮影して、自分のデスクに投影できます。これによって、互いのデスクを見ることができ、例えばトランプをデスクに並べて遊ぶこともできます。
マイクロソフトの研究部門で開発された技術で、実用化の予定などは不明ですが、遠くの相手と打ち合わせしながら紙に図を描いてみせたり、誰かに勉強を教えたりするのに活用できます。また、難しい技術を用いていないため低コストでの導入も可能とのこと。
デジタルで表しきれない紙にペンで書くような生の情報を共有できるのは面白いですね。アイデア次第では、他にも使い道がありそうな新技術です。