“空陸両用の航空機”のことを「トランジション」といいますが、この「トランジション」を開発しているマサチューセッツ州のTerrafugia社が国家道路交通安全局から特別許可を受けました。
これによって、道路での走行と離陸、標準の自動車用ガラスではないプラスチック製の窓、自動車では許可されていないタイヤなどを使用することができるようになり、来年の後半には供給を開始できる予定です。
通常のガラスではパイロットの視界を遮り、重さによって飛行機の機能を低下させるといいます。そのため、鳥との衝突などを想定した航空機用のポリカーボネート製のフロントガラスを使用します。
またタイヤは、2009年の飛行及び運転テストで使用したものと同じタイプで、これは自動車としての運転と離着陸を想定して設計されています。
同社は生産の課題などの問題によって、来年後半に「トランジション」の生産と供給を開始する予定です。
これからの時代は自動車は”飛んで当たり前”になるのかもしれません。