情報通信において、スマートフォンやタブレットが今後ますます重要になることを示唆する調査結果が発表されました。
アメリカの調査会社コムスコア(comScore)の8月に行った調査によると、アメリカ国内のウェブトラフィック(情報通信量)の全体の6.8%をスマートフォンやタブレットなどの携帯端末が占めることが分かりました。
さらにこの調査によると、携帯端末のウェブトラフィック6.8%の内、3分の1程度がタブレットからのもので、タブレットの内97.2%がiPadだったといいます。
また、iOSデバイス(アップル端末)のウェブトラフィックの内訳は、iPhoneが42.6%、iPadが46.8%とiPhoneよりもiPadの方がウェブトラフィックが多いことが判明しました。
上表のコンピュータ以外のトラフィック量を見てみると、アップルiOSのトラフィック量は58.5%、続いてグーグルのアンドロイドが31.9%、ノキアのブラックベリーのRIMが5%となっています。
ここから、現時点ではグーグル系とアップル系の2つが他を圧倒していることが分かります。
今後、アップル以外からも続々とタブレットが発表されていくことが予想されるためアップルのトラフィックの割合は減少することが予想されます。しかしタブレットに関して言えば、現時点ではアップルの独壇場ということが今回の調査で浮き彫りとなった格好です。
全体的なウェブトラフィックは増加する傾向にあり、その中でも携帯端末のトラフィック量の増加が顕著だといいます。今現在はモバイル端末のトラフィックは全体の6.8%に過ぎず、タブレットに関しては2%程度ですが、モバイル端末がここ数年で登場したことを鑑みれば、重要性が高まっていくのは必至だと言えそうです。