地球上で発生した竜巻でも人間にとっては脅威ですが、太陽では想像を絶するような現象が起こっているようです。
NASAの衛星によって観測された映像によると、2012年2月7日~8日にかけての30時間に太陽上で地球サイズの竜巻が発生していたといいます。恐ろしいを通り越して、アホ面で思わず「スゲー」とつぶやいてしまうような凄まじい現象をご覧ください。
この太陽上の竜巻は、約8315℃という想像を超える温度であり、周囲が110万℃程度であることを考えれば非常に低い温度になっていることが分かります。また、太陽表面上を時速30万マイル(約48万3000km)で移動しているといいます。
太陽上の竜巻は「ソーラー・プロミネンス」と呼ばれており、形状に地球上の竜巻に似ていますが、でき方の原理は全く異なります。地球上の竜巻は大気によって生成されますが、太陽上の竜巻は強力な磁気と重力によって生み出されます。
また、この現象は1996年までカメラに収められたことはなく、非常に貴重で珍しいものといえそうです。