土下座とは、土の上に直に坐り、平伏して座礼を行う日本の礼式のひとつであり、本来は極度に尊崇高貴な対象に恭儉の意を示したり、深い謝罪や請願の意を表す場合に行われる行為のことです。この土下座の歴史は古く、邪馬台国時代から行われていたと考えられています。しかし、近年では謝罪という概念より「なりふり構わぬ自己保身の手段」というイメージを抱く人も多く、その使いどころが難しくなってきています。
ところが最近、この土下座が若者の間で「エクストリーム土下座」というニュースポーツとして流行しているようです。いったい、どのようなものなのでしょうか。
「エクストリーム土下座」は、アクロバットな動きの最後に土下座をするという競技のようで、高い身体能力と精神力、日々の弛まぬ鍛錬を必要とするストイックなスポーツのようです。
日本では浜渡浩満さんがパイオニア的存在であり、「エクストリーム土下座」という名称以外にも「スタイリッシュ土下座」「ジャンピング土下座」等、いくつかの名前でも呼ばれています。
記者は、「ローリング土下座リバース」や「空中散歩土下座-フォールンエンジェル-堕天使」などを体得していますが、この技をするためには数年の過酷なトレーニングが必要となります。
体得したい方は、非常に危険なスポーツであるため、安全が確保された場所で指導者を付けての練習を推奨します。