ハイパーリアリズムによって制作される作品は絵画だけではありません。
アメリアの芸術家であり世界的に有名なハイパーリアリズムな作品を生み出す彫刻家のCarole A. Feuermanさんは、生きている人間よりも生き生きとした彫刻を制作してしまいます。
Caroleさん(50歳)は、半年をかけて蝋人形館に展示するための作品を制作しました。彫刻は25万ポンド(約3125万円)程度で販売されるそうです。
マンハッタンを中心に活躍する彼女のコレクションの中には、蝋人形館に展示されているビキニ・競泳水着姿の女性像などが含まれています。
「私のスタジオは人を驚かすことができます、なぜならいつもいろんな人体パーツが散乱していますから。」「私は作品をできるだけリアルに作るので、訪問者はよくビックリしているわ」とCaroleさんは語りました。
これらの作品は、金型で樹脂を固めた後、細かいサンドペーパーで削り塗装をして作られます。また毛に関しては本物の人毛を用い、皮膚の色合いを出すためにスプレーで霧状の塗料を何百層も重ねていきます。
そうして丁寧に作り上げられた彼女の作品は、ただ単純にリアルなだけではなく”生命力”のようなものさえ感じさせてくれます。
彼女の作品は世界中で評価されており、メトロポリタン美術館やエルミタージュ美術館などにも展示されました。