「バーニングマンフェスティバル2011」が今年も開催されました。このイベントは砂漠に町を作り上げ見ず知らずの人々と1週間共同生活を行いながら、さまざま表現を行うという一風変わったものです。
今年のバーニングマンフェスティバルの様子をご覧ください。
今年のイベントでは約5万人の観光客が訪れました。また、今年は初めてチケットを完売することができたといいます。
概要(wikipedia参照)
バーニング・マンは、アメリカ北西部の人里離れた荒野で年に一度、約一週間に渡って開催される。例年、8月の最終月曜日から9月の第一月曜日(米国の祝日「Labor Day」である)までがバーニング・マンの会期とされている。会場となるブラックロック・デザート(Black Rock Desert)は、ネバダ州リノ市の約150km (90マイル) 北北東に位置する乾湖(Dry lakebed)である。各参加者は、この「プラーヤ」(Playa)と呼ばれる何もない塩類平原に街を作り上げ、新たに出会った隣人たちと共同生活を営み、そこで自分を表現しながら生き抜く。そして一週間後、すべてを無に還す。この実験的な地域社会は、みずからを架空の都市「ブラックロック・シティ」(Black Rock City, BRC)と呼称している。 ブラックロック・シティは、直径2.4kmの大きな扇型の市街地と、中心部のオープンスペース、および周辺部からなる総面積約4.5平方キロメートルの五角形の街であり、そこで会期中に生活する人々の数は約5万人ほどである。(2010年の主催者発表入場者数:51,454人) バーニング・マンという名称は、土曜日の深夜、街の象徴として場の中心に立ち続けていた人型の造形物「ザ・マン」(The Man)に火を放ち(burn)、それを完全に焼却することに由来する。
ブラックロック・シティの「市民」たる各参加者は、思い思いの場所に自らの手で設営したテントやキャンピングカーを家とし、他者と出会い、新規に友人を作り、交遊し、問題を解決し、コミュニティを形成する。この劣悪な自然環境下で生きていくためには、おのずから隣人たちと助け合う必要に迫られるのである。ここでは貨幣経済や商行為は忌むべきものとされており、明確に禁止されている。見返りを求めない「贈り物経済」(Gift economy)と、なによりも「親切なこころ」が共同体を成立させている。(物々交換や、物とサービスの交換は推奨されていない) その広大な会場の各所には、参加者の手で大小多数のアート・インスタレーションが設置され、昼夜を問わず、会場の至るところで多種多様な活動が実行に移されている。
具体例を挙げるならば、
絵画や彫刻などの制作。舞台演劇。ミュージカル。パントマイム。舞踊。サーカス。楽器演奏。ジャムセッション。
大道芸。仮装。集団パフォーマンス。パレード。ファイアー・ポイ。フラフープ。トランポリン。ウエイトトレーニング。ローラーディスコ。
「アートカー」あるいは「ミュータント・ビークル」と呼ばれる、奇抜なデコレーションを施し、巨大なスピーカーを装備したトラックや移動ダンスフロア、あるいは移動バーカウンターの制作と運用。
大規模レイヴパーティ。野外ダンス。DJ。カウンターでのアルコール類の提供や各種カクテルの調製。友人への料理の提供。
グラフィティ・アート作品の制作。ボディペインティング。持ち寄った服へのシルクスクリーン印刷。
瞑想。ヨガ。座禅。天体観賞。
パネル・ディスカッション。各種ワークショップ。マッサージ。ヒーリング。カウンセリング。
パン焼き教室。鉄パイプ溶接教室。内燃機関のリビルド。アクセサリー手作り教室。
自転車修理/改造。セスナ機での遊覧飛行。スカイダイビング。
大規模な遊具の設置(非常に大きなシーソーや滑り台、ブランコ。人力メリーゴーランド。フリー・クライミング施設)
などである。これら一つ一つが各参加者の自由な発想から生まれた自己表現の手段である。
夜間のブラックロック・シティ一方で、診療所の設置や新聞の発行、FM放送局の開設、交通整理、入り口ゲートでの参加者の出迎えなど、この一時的な共同体の構成員全体に貢献するような活動こそが己を表現しうる手段である、と捉える者たちもいる。 例えば「ブラックロック・レンジャー」(Black Rock Ranger)と呼ばれるベテラン・バーナーのグループは、事前に十分な講習を受けた上で、参加者間、あるいは参加者と法執行機関やマスメディアとの間に立ち、様々なトラブルの解決にあたっている。
ブラックロック・シティにおいて一般的な価値観では、こういった活動に参加し積極的に人の輪に加わっていくことや、自ら独創的な活動を企画し、実行してみようという姿勢を高く評価する。 反対に、自分では何もせず、ただ「バーニング・マンを見にきた」物見遊山の第三者であろうという態度は非常に恥ずべきことだ、とされている。
(引用ここまで)
かなりカオスな状態であり、リアルに「北斗の拳」的な雰囲気を楽しめるイベントとなっています。もし自信があるなら来年参加してみてはいかがでしょうか?