ハンドペインティングやボディペインティングなど、体に塗料を塗ることで表現するアートをこれまでにもいくつかご紹介してきましたが、ニューヨークのタイムズスクエアでボディペインティング一丁のモデルが逮捕される事件が発生しました。
このモデル(21歳)は、美術展の広告のためのパフォーマンスをしていたといいます。
最初の間は誰もがこのパフォーマンスを楽しんでいました。
しかし、パフォーマンス開始から5分後、突如現れたニューヨーク市警の警察官が彼女に手錠をかけて逮捕しました。
このことに、逮捕されたモデルのゾーイ・ウエストさんはニューヨークポスト紙に「私がやったことは何も問題になるようなことではないと信じている」と語り、法的に問題がないことを主張しました。
このボディペインティングを施していたゴラブ氏は、この芸術は最近始めたのではなく数年前から行っていたといいます。彼もまた、このようなパフォーマンスを一緒に行った他の2人のモデルと公然わいせつ罪に問われています。
芸術は見る人の感性や解釈によって変わるため今回の事件についての判断をするのは難しそうです。しかし警察は、これまで取り締まってこなかったのに突然逮捕した理由を説明しない限り、市民の理解の得ることができないでしょう。