通常モデルはアーティストのためにポーズをとるものですが、このアートでは動かないことが大切です。
嘘だっ!!絵画にしか見えない美しい写真20点の中でもご紹介したアレクサ・ミードさんは実際のものにペイントを施すことによって絵画のようなに見せるアートを制作しています。
モデルへのペイントが終われば、ペイントされた背景となる小道具を配置して絵画のような写真を撮影します。
彼女の作品は、目の錯覚を利用して3次元のものを2次元のように見せます。
彼女がこのような作品を作るきっかけには政治が関わっています。
ワシントンDCで育った彼女は、バラク・オバマ氏の大統領選なども手伝っていました。その際に政治家がPRを行う様子から、表面を変えるだけで深い認識までも変えてしまうことに心が奪われました。そのロジックを彼女なりに作品にしたものがこれらのアートです。
彼女の論理では政治家の中身が薄っぺらでも、ちょっと見た目を変えるだけで素晴らしい人間と認められてしまうということのようです。
新しい芸術に邁進する今後の彼女に期待ですね。