5月6日午後、茨城県つくば市など関東の広い範囲で竜巻や落雷などによる被害が相次ぎ、竜巻で住宅が倒壊して中学生1人が死亡したほか、落雷で1人が重体となっているなど55人がけがをしました。この竜巻などで住宅の屋根が飛ばされるなど少なくとも490棟以上の住宅に被害が出ています。
映像では、まるでアメリカ映画を思わせるような竜巻が道路を横断していく様子が確認できます。
この竜巻によって、およそ1万5600世帯が停電し、直径およそ3cmのひょうがおよそ20分間にわたって降ったといいます。
また、この竜巻の原因として、大きさが数十kmと通常の数倍の規模になる巨大積乱雲「スーパーセル」が発生した可能性が指摘されており調査が進められています。さらに竜巻のほかにも、周辺で積乱雲から突風が地表に吹き付ける「ダウンバースト」が発生した可能性も視野に入れ、調査を進めています。