『アイ,ロボット』といえば、ウィル・スミスが主演を務めたアイザック・アシモフの短編集『われはロボット』から作られたSF映画ですが、イギリスで義手にスマートフォンを埋め込んだ男性がリアル『アイ,ロボット』として話題となっています。
イギリス人のトレバー・プリドーさんは、左手を持たずに生まれ、義手を付け始めたのは3歳からでした。
そんなプリドーさんは、50歳になったとき、自分の好みに合わせた義手を制作することにしました。その際に、ノキアの従業員と医療の専門家に相談することにしました。
その結果、医療の専門家とノキアの従業員という全く新しいチームによってスマートフォンが搭載できる、この義手が誕生しました。
これまで片手では、電話をしたりメールを書いたりすることが非常に困難でしたが、この義手を使えば簡単にスマートフォンを操作することができるといいます。
以前、「iPhone」を試してみたそうなのですが、片手で使うのは難しいことが分かりました。そこで、アップルにスマートフォン内蔵型の義手を制作するテストのための「ケースのないiPhone」を請求しましたが、断られてしまいました。
いったんアップルに断られた後「手足に携帯電話を組み込むことは可能なのか?」と考えた末、ハイテク義手を制作することに決めました。
その後、幸運なことにノキアが支援することを約束し、わずか5週間後にはプロトタイプが完成しました。
プリドーさんは、「この義手は、人工の腕を使っている多くの人々を助けられる思う」と語りました。
「人工」と「人口」、間違いやすいから気をつけるべし。
訂正しました。
ご指摘ありがとうございました。