中国で農家として働くTang Zhenpingさん(55歳)は、目前に迫っている中国の大量自動車社会を救える驚きの発明を行いました。それは、プロペラで風力発電しながら走れる電気自動車。滑稽なように見えるものの驚くべき性能を発揮する自動車をご覧ください。
この風力発電電気自動車は、走行することでプロペラを回して発電し、そのエネルギーで走るという自家発電走行自動車です。非常に滑稽に思えるこの機構ですが、ハイブリットカーがブレーキのエネルギーを電気に変換している事実を考えると、効率的なシステムであるとも考えられます。
事実、Tangさんによると、プロペラを装着したことで通常の3倍の走行距離を実現できているといいます。
プロペラは時速64kmに達すると回転を始め発電。自動車自体の最高速度は時速112kmに達します。
30年間も電気自動車を製造をすることを夢見ていたというTangさんですが、電気自動車に要した期間はたったの3ヶ月。費用は13万円程度で、オートバイや電動スクーターをはじめとしたスクラップを利用して作りました。
今後は、大手自動車会社と共同で自動車開発を進めたいというTangさん。さらにこのモデルが効率的になれば、非常に少ないエネルギーで動く電気自動車が誕生するかもしれませんね。