国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400kmの上空を秒速約7.7km(時速約27,700km)で飛行しており、地球を約90分で1周、1日で約16周し、地球及び宇宙の観測、宇宙環境を利用したさまざまな研究や実験を行うための巨大な有人施設です。今回は、そんな国際宇宙ステーションに搭乗しているドン・ペティット宇宙飛行士によって撮影された、宇宙からの長時間露光写真をご紹介します。
国際宇宙ステーションは非常に早いスピードで移動しているため、通常の方法では長時間露光撮影を行うことができません。そこでドン・ペティット宇宙飛行士は、約30秒の露光写真を撮影し、それを10分～15分ほどの時間を集めて重ね1つの写真にしました。
そうして完成した宇宙からの長時間露光写真は、非常に珍しいものとなっており、プロの写真家がどれだけ頑張っても撮影することができないものとなっています。(宇宙飛行士写真家なる職業が誕生すれば別ですけどね)
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