オランダ北部のアッセンで2日、楽器店に侵入したホームレスの男性(60歳)が、ピアノを弾いた後に睡眠を取り、逮捕されるという事件が発生しました。
警察によると、60歳の男性は寝る場所を求めて、アッセンにある楽器店に窓ガラスを割って侵入。そこにあったピアノを演奏した後、そのまま眠ったといいます。
男性は取り調べに対し、かつてピアノを7年間学んでいたと供述し、押し入った店内で演奏した腕前もなかなかのものだったといいます。警察は3日、男性を訴追せずに釈放しました。
音を出せば犯行が発覚してしまう可能性があるにも関わらずピアノを演奏したということは、よっぽどピアノに飢えていたんでしょうね。押し入り自体は犯罪ですが、男性の身の上を慮る警察の対応に心温まるニュースでした。