先日デモ映像が公開されたグーグルが開発チュのメガネ型デバイス「Project Glass」。2013年には開発者向けに1500ドル(約12万円)で販売され、2014年には一般向けの販売も発表されましたが、このガジェットが早くも「ポルノ」に利用されることを危惧する声が上がっています。
メガネ型デバイス「Project Glass」は、グーグルの共同創業者セルゲイ・ブリン氏が、カリフォルニアで開催の開発者向け会議で正式発表しました。身につけることができるウェアラブルコンピュータの一つで、激しい動きにも対応できます。また、電子スクリーンやカメラが装着されており、インターネット、メールなどはもちろんのこと、映像を撮影することも可能です。さらに操作性にもすぐれており、今後の機能拡充を目指して、さらなる開発が進められています。
しかし、この高性能なメガネ型デバイスはアメリカ国内の報道では「ポルノのためのテクノロジー」などとするものも出ています。ツイッター上などでは「従来の撮影方法をさらに強化するもので、特にハンズフリーによって撮影を容易にする」などとする声も上がっています。また「(ポルノ)業界を変えるほどの技術」という声もあり、いずれも未成年者の利用拡大になる可能性があるとされています。
ポルノでの具体的な利点としては、視点映像をより簡単に撮影できること、これまで難しかったアクロバットなプレイの実現、撮影時にカメラを意識しないため全能力を駆使したプレイの実現などが挙げられており、従来のカメラによる撮影は一新される可能性も指摘されています。
ポルノ産業だけでなく、出会い系などで新たな利用方法による未成年者の拡がりを危惧する声も上がっているこの「Project Glass」。グーグルは「開発者」を工業や医療の分野を想定しているようですが、真っ先に飛びつくのはポルノ業界かもしれません。