イスラエルのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)記念館で11日朝「(ナチス・ドイツ総統)ヒトラーよ、ホロコーストに感謝する」などの落書きが約10カ所にヘブライ語で書かれているのが見つかりました。記念館が声明で明らかにしました。
落書きの中には「世界超正統派ユダヤ教徒」などの“署名”もあったため、警察当局や記念館側は、現在のイスラエルの存在を認めない過激な超正統派ユダヤ教徒の犯行とみています。ただ、超正統派がヒトラーを賛美するのは不自然で、悪質ないたずらの可能性もあるといいます。
超正統派の大半は、ユダヤ教国家は将来のメシア(救世主)到来後に建国されるものだとして、現在のイスラエル国家の存在を認めていません。