以前ご紹介した絶対に転倒しない近未来的なカプセル型電動バイク「C-1」のプロトタイプがついに発表されました。このバイクは、バイクの弱点である雨風をしのげない、定員の少ない、事故時の危険性を克服した画期的な乗り物です。
今回発表されたプロトタイプのテスト走行では、製造会社Lit Motors社長のダニエル・キム氏が実際にカプセル型の車体に乗り込んでいます。2輪車にも関わらず車体は安定しており、しっかりと走行しています。
この「C-1」は通常のバイクとは違い、電子制御ジャイロ安定化システムを搭載しているため、走行時はもちろんのこと事故を起こしたときにも転倒することがありません。また、車体全部を卵型のカプセルで覆われているため、事故時の危険性を軽減できます。
さらに2人乗りのため、人を運ぶことができ、カプセルによってバイクにとっての弱点だった風雨などにも対応することができます。
このバイクは電動のため、通常のバイクに比べて省エネルギーであり、1回の充電で241~354km走行可能。最高時速は193kmまで出せる高性能電動バイクとなっています。
2013年に2万4000ドル(約190万円)での発売を予定しており、2014年には量産化によって1万6000ドル(約127万円)にまでコストダウンしての販売を目指しています。
プロトタイプのため塗装もされていませんが、この調子で開発が進めば予定通り2013年には市販できそうな感じですね。