先日お伝えしました警官に銃で撃たれながらも男が人の顔を喰らい続けた事件「フロリダ・フリーウェイゾンビ事件」の続報です。
2012年5月26日に発生した、ハイウェイの脇道で寝転んでいた裸の男が同じく裸で隣に寝転んでいた男の顔を食べる事件「フロリダ・フリーウェイゾンビ事件」で、顔を食べられた被害者男性の身元が明らかとなりました。被害者男性の名前はロナルド・ポッポ(65歳)、ホームレスでした。
この事件は、アメリカ・フロリダ州・マイアミにあるハイウェイの脇道で、薬物を摂取していたとされる全裸の男ルディ・ユージン(31歳)が、同じく全裸だったロナルド・ポッポの顔を食べたというもの。ユージンは、警官に銃で撃たれながらもポッポの顔を食べ続けため射殺されました。
その後、ポッポは病院に運ばれ、現在は回復に向かっているといいます。しかしこれまで、あまりにも顔の損傷が激しかったため身元の特定が難航していました。
情報によると、ポッポは1983年ごろからホームレス暮らしを送っていたといい逮捕歴もあるようです。最初の逮捕は1978年で、逮捕歴は24回。罪は不法侵入、強盗、暴行などでした。
犯行当時ユージンは、「bath salts(入浴剤)」と呼ばれる非常に強い薬物の影響を受けていたと考えられており、事件発生前夜にユージンと一緒にいたガールフレンドによると、自動車に乗る前に奇妙な行動をとっていたと証言しています。
「bath salts(入浴剤)」は、”新しいLSD”と呼ばれている薬物で、最近増加しているものだといいます。そしてこの薬物を摂取すると、体温が上昇し服を脱ぐという行動をとるといいます。
ユージンは、ノース・マイアミ・ビーチ・ハイスクールの出身でハイチ移民2世。彼を知る同級生によると、ユージンは穏やかで素敵な紳士だったといい、 face-eating zombie monster(顔を食べるゾンビモンスター)ではなかったといいます。
一方ポッポは、今回の事件で鼻や口を食べられ、額からは骨が露出していたといい、顔全体の75%が食べられてしまいました。
この事件の犯人ユージンについては全米ではさまざまな呼び名があり、「フロリダ・ゾンビ」「マイアミ・ゾンビ」「マイアミ・カンニバル」「ネイキッド・ゾンビ」などと呼ばれています。