先日、広島県福山市の「ホテルプリンス」で火災が発生し7人もの犠牲者がでてしまいましたが、今回は死者100人を出したアメリカのナイトクラブ火災の映像をご紹介します。火災発生から全焼までの一部始終をとらえた動画をご覧ください。
この映像は、2003年にアメリカ合衆国のハードロックバンド「グレイト・ホワイト」のヴォーカリストのソロユニットが、ツアー先のナイトクラブで演奏中に火災が発生した際に撮影されたもの。演奏しているバンドが「グレイト・ホワイト」のヴォーカリストのソロユニットです。この事故は、バンドのギタリストを含む100名の死者を出す事態となりました。
演出のための花火が舞台の裏側に飛び火。火災からたった30秒で煙が充満し、1分で大きな炎が上がっています。さらに1分30秒が経過した時点で黒い煙が立ち上り、入り口で混雑が起こったため多くの人が建物内に取り残されている状態となります。
多くの人が救出を試みていますが、煙とパニック状態でほとんどどうしようもない状態となってしまいます。4分が経過した時点で、怒号と叫び声があたりにこだまし、4分30秒で消防車が到着。6分が経過した時点で、建物内から火達磨になった人が駆け出してくる様子が確認でき、消火活動が開始されます。
「火事が発生しても、すぐ逃げれば大丈夫」と思っている人も多いですが、実際には逃げる暇もないようです。今回の件では、撮影者はいち早く逃げたため助かりましたが、逃げるのがあと10秒遅ければどうなっていたか分かりませんね。