米Google(グーグル)のWebブラウザChrome(クローム)が、アイルランドのアクセス解析サービス企業StatCounterによる5月14日〜20日の週の世界ブラウザ市場調査で、米Microsoft(マイクロソフト)のInternet Explorer(インターネットエクスプローラー)を抜いてトップに立ちました。週間の調査でChromeがトップに立つのはこれが初めてだといいます。
この週、Chromeのシェアは32.76%、IEは31.94%でした。3位のMozillaのFirefoxは25.47%、4位は米AppleのSafariで7.08%、5位のOperaは1.74%。
月間でのシェアでは5月22日現在、IEが32.42%、Chromeが32.29%とIEがわずかにChromeを上回っているが、月末には月間でもChromeがIEを超える可能性が高いといいます。
Chromeは、昨年11月の世界ブラウザ市場で初めてMozillaのFirefoxを抜き、2位になっていました。
国別では、米国や日本ではIEが、ドイツ、フランスなど欧州ではFirefoxがトップ。Chromeはインドや南米などの新興国で強いといいます。
StatCounterの調査は、世界の約300万のWebサイトの1カ月当たり150億程度のページビューの分析に基づいています。
とうとうマイクロソフトの牙城を崩したグーグル。今後の巻き返しは果たしたあるのでしょうか。