2012年5月5日、ロシアで空中を浮遊する奇妙な発光物体が撮影されました。動画投稿者によるとUFOだということですが、一方で光の玉が宙を漂う不思議な自然現象「ボールライトニング」だという意見も出ているようです。とりあえず、不思議な発光物をとらえた映像をご覧ください。
窓の外にカメラを向けた途端、突然、青白い光が空に浮かび上がります。光の数は2つ確認でき、それらはありえないスピードで移動したり点滅を繰り返しながら奇妙な動きを見せています。
投稿者によるとUFOだということですが、一方で自然現象「ボールライトニング」だという意見も出ています。
「ボールライトニング」とは、雷雨の時に空中を発光体が浮遊する大気電気学的な現象だといい、目撃例は多く報告されているものの科学的データに乏しく、その正体は解明されていないといいます。
また「ボールライトニング」は、多くは落雷と同時に目撃されており、地面近くの低空に現れ、一瞬で消える雷光とは違い数秒間~数十秒間かけて目の前を横切って行ったという目撃例が多いといいます。さらに「静止していた」「ジグザグに動いた」といった目撃例もあり、この点は映像の発光物体と類似しています。
形は球型や洋なし型で輪郭はぼんやりとしていて、大きさは直径10cm~20cm程度が多く、大きいもので1mほど。色は黄色や赤・オレンジ系統のものが多いとされていますが、白や青のものや、途中で色が変わったという報告もあります。硫黄やオゾンのようなにおいがしたという人も多いようです。
ボールライトニングの正体は幻視という説もあるようですが、もしこの映像に映っているものがボールライトニングなら、映像に納められている以上、幻視という可能性はなくなることになります。
結局のところ正体はよく分かりませんが、非常に奇妙な光の玉をとらえたUFO映像でした。