心理学者のダン・アリエリが、自身に起きた2つのトラブルを科学的な視点から検証します。自己の短期的な目標は、意識・無意識に関わらず、知識への探求心や見識にどうのような影響を及ぼすのでしょうか。彼は、この難問を考える際に、彼は人間の欲望に満ちた脳を忘れてはならないと説きます。
ダン・アリエリは自身に起きた2つのトラブルから、自身の観念的な考えによって偏ったものの見方をしてしまう可能性が誰にでもあることだといいます。またこういった偏ったものの見方は意識していなため認識するのが難しく、それを認めるのはさらに難しいといいます。
人間というものは、自分に都合の良いことは肯定し、都合の悪いことは否定するということを肝に銘じ、何事に対峙するときも客観的な視点を忘れないことが大切なようです。