人類学者のヘレン・フィッシャー氏は「恋愛」という難しい話題を取り上げ、その進化、生化学的な根拠、社会的重要性について述べます。最後には、抗うつ病薬の乱用がもたらす可能性のある害悪についても言及します。
彼女は性欲、恋愛、愛着という3つのものが「恋愛」を形成しているとしています。そして、今後は女性の能力の性質(高い言語能力)などによって社会進出が進み、結婚や恋愛がこれまでとは違ったものになっていくだろうと示唆します。
また、抗うつ剤によってセロトニンが上昇することによりドーパミンが減少し、恋愛ができなくなることを警告します。
最後に面白い小話もあり、彼女の講演を聞くと「女性の言語能力は優れている」ということが納得できます。