オランダで開発された世界初の「人工肉」バーガーが2012年10月に供給開始予定!!試作品の肉片は2800万円


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以前お伝えしたオランダの科学者が開発した「人工肉」バーガーが、2012年10月、つまり今年の秋に供給されることが明らかとなりました。これは、オランダの科学者マルク・ポスト(Mark Post)氏が19日、カナダ・バンクーバー(Vancouver)で開かれた米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science、AAAS)年次総会で発表したもので、発表によると供給されるものはウシの幹細胞から作った「人工肉」バーガーだといいます。

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オランダ・マーストリヒト大学で生理学部長を務めるポスト氏は、肉を完全に模倣した骨格筋組織を研究室で製造する効率的な方法を開発し、最終的には食肉業界に取って代わることを目指しています。

「次の農業革命(The Next Agricultural Revolution)」と題されたシンポジウムで講演したポスト氏は、世界初の「試験管肉バーガー」の材料は「まだ実験段階」にあるものの、今秋までには「2000個ほどの小組織片を作り、ハンバーガーに組み立てることを目指している」と語りました。またポスト氏は、この「試験管肉バーガー」の調理を凄腕シェフのHeston Blumenthal氏がしてくれることに期待しています。


Heston Blumenthal氏:試験管肉の調理をするのでしょうか?海外版林先生?

現時点では、この「試験管肉バーガー」のプロトタイプ作成にかかる原価は22万ポンド(約2800万円)ですが、将来的には大量生産によって通常に肉と同じ程度に価格を下げられるとしています。また、「試験管肉バーガー」は余分な脂肪がないため非常に健康的であり、倫理的・環境的・経済的に優れているといいます。

さらに、牛や豚だけでなくパンダやトラといったあらゆる動物の肉を楽しめる可能性もあるといいます。

このプロジェクトは、匿名の投資家が「環境への懸念、世界のための食料、人生の転機となる技術への関心」から提供した25万ユーロ(約2600万円)の資金で運営されているといいます。

シンポジウムを主催した米科学者ニコラス・ジェノビーズ(Nicholas Genovese)氏によると、世界の食肉需要は2050年までに60%増加する見通しだといいます。

「だが地球上の牧草地は大半が既に使われている」とジェノビーズ氏は述べ、既存の食肉生産者がこの急増する需要を満たすためには、さらに自然を開拓する以外に方法がないと指摘。そうすれば生物の多様性が損なわれ、温暖化が進み、疾病も増加することになると警告しました。

なお、食肉産業界でこれまで「人工肉」技術に関心を示した企業はまだないといいます。

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