猫の耳を模したものを頭に付ける文化「ネコミミ」は、日本のオタク文化の中だけで脈々と受け継がれてきたものでした。日本は、脳波で動くネコミミが開発されていることからも「ネコミミ」の普及度はよく分かります。
ところが近年では、この「ネコミミ」が海外でも受け入れられるようになり、着実に世界中のオタクを侵食しているようです。今回ご紹介する海外で制作されたリアクションに合わせて稼動する「ネコミミ」は、そんな文化侵食の”今”をうかがうことができそうです。
このネコミミは、日本で制作されたネコミミのように脳波で操作することはできず、リモートコントロールによって動かしているといいます。しかし装着者のリアクションに合わせて動かしてみると、顔の表情以上にその気持ちが伝わってくることがよく分かります。
制作者によると、脳波で動かせるネコミミを制作したかったとのことですが、技術的な問題が大きすぎることから試行錯誤の末に安価なモーターで駆動する簡単なネコミミを作ったそうです。簡単な作りというものの、これだけでも十分感情を表現できており非常に面白いガジェットですね。
ちなみに日本で開発された脳波で動くネコミミは、坂本龍一にも使われたりタイム誌の2011年の優秀製品ベスト50に選ばれたりと高い評価を受けているようです。さすがネコミミ先進国の日本ですね。
ネコミミを使う坂本龍一。非常にシュールですね。