いつの時代も奇妙なスポーツが次々と生み出されていますが、1949年にイタリアで生み出された「目隠しボクシング」は他のニュースポーツと一線を画す面白さがあります。バラエティー番組の一場面のようにも見えるクレイジーで素晴らしい目隠しボクシングをご覧ください。
この映像は、イタリアのローマで撮影されたものを、イギリスのニュース番組が英語で多重録音し直して紹介したものです。また、この「目隠しボクシング」自体が、本気でニュースポーツとして取り組まれていたものか、冗談半分に楽しまれていたものなのかは分かりません。
「目隠しボクシング」における唯一のルールは”覗き見厳禁”だけで、あとは目隠しをしたボクサーが殴り合うだけという非常に分かりやすいスポーツです。
目隠しをした4人のボクサーがリングの四隅に立った状態でスタートし、4人で殴り合います。リングの周囲にはグローブの付いた棒を持った女性が立ち、棒で突いて選手同士が戦うように誘導するという役目を果たします。
その様子はボクシングというよりも、酔っ払い同士の喧嘩という表現の方はぴったりです。また、ボクシングとは違い、選手たちはなんだか楽しそうな感じもします。
今から60年以上前に生み出された「目隠しボクシング」、ぜひ今年開催されるロンドン五輪の種目に選ばれて欲しいですね。