世界各国に存在する貧困層。彼らの多くはガラクタを寄せ集めたようなバラックに暮らしており、非常に不衛生で不便な生活を強いられています。今回は、そんな彼らのために「WorldHaus」によって生み出された全気候に対応した低価格な建物をご紹介します。これは、災害被災者向けにも利用できるかもしれません。
この低価格なモジュールハウスシステムは、構成する家族の人数や用途に合わせてさまざまな大きさのものを建設することができます。ベースとなるモデルの価格は約1500ドル(約11万5000円)と家とは思えない安さで、たった10日間の工事で建築することができます。
また、貧困層が多い農村部の中産階級の家族でも購入できるように、マイクロファイナンス機関や地域農村銀行と提携しており、1ヶ月20ドルや1日3ドル~10ドルといったローンを組むことができます。
この素晴らしい家が建設されるまでの様子は、以下をご覧ください。
この家には、トイレ、ストーブ、太陽光発電システムなどが含まれており、ベースモデルで20平方メートルの広さの家が建設できます。
これが家の壁となるレンガ。組み立てやすいような構造となっています。
こちらが屋根の素材。撥水性と保温性があり非常に軽い発泡スチロールが使われているようです。
この価格と質なら貧困層の人々でも手が届きますね。また、被災地などでも急場しのぎの使い捨てとしても利用することができそうです。
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