人間には両手合わせて10本の指しかありませんから、ピアノを弾くときには10本の指を忙しなく動かす必要があります。しかし、今回開発された19本の指を持つピアノ演奏ロボット「Teotronico」にかかれば、人間に弾けないような曲も弾けるかもしれません。
Matteo Suzziさんによって開発された「Teotronico」は、ピアノ以外にもドラムでリズムを刻みながら歌を連動させて歌うことができる世界で唯一のロボットです。
Matteo Suzziさんによると、どんなメロディーや曲も弾きこなすために19本の指を実装したそうです。また、「Teotronico」はどんな人間よりも速く曲を弾くことが可能だといいます。さらに、周りの人間とコミュニケーションをとれるように目にはカメラが内臓されており、音声認識機能と表情変化機能を兼ね備え、リズムの変化や速度を理解して演奏することもできます。
「Teotronico」の開発はイタリアで行われたそうで、4年間の月日と3000ポンド(約36万円)以上の費用が費やされました。
ただピアノを演奏するだけでなく、コミカルでユニークな表情をしてくれるところは、さすが一流のエンターテイナーだけありますね。