昭和大学は、ロボットメーカー、テムザックが製作した歯科患者ロボット「昭和花子2」を発表しました。このロボットのシリコンスキンと口腔粘膜にはリアルラブドールで有名なオリエント工業の技術が応用されています。
今後、「昭和花子2」は歯科医療商社のヨシダより実際に販売される予定だそうです。
花子の動く姿は以下から
「昭和花子2」は舌の2自由度、腕の2自由度を含め全体では10自由度が有り首を振ったり、むせたりといった自然な動作が可能です。また、シリコン製のリアルな顔や動きによって研修する医者や学生は、本当の人間に治療をしている臨場感が得られということです。
以前製作された「昭和花子」からの改良点は、皮膚が塩化ビニルからシリコンになった他、舌と頬粘膜を一体型とし、空気の圧力のみで動かしていた頭部に新たにモーターを組み込まれています。
すでに4~5カ国から注文が舞い込んでいるそうですが、メンテナンス・維持にはロボットメーカー・テムザックの技術が必要なことが海外販売の大きな課題になっているといいます。今後、こういった日本製の医療ロボットなど国際的な普及には学校や企業だけでな国や関係機関の助けが必要となります。しかし、その課題を乗り越えたときには、1つの大きな産業となることが期待されます。