日本史上最年少の17歳で体操世界選手権に出場する白井健三選手が、ゆかと跳馬の2種目で国際体操連盟に新技申請をしました。挑戦する新技はひねり回数の多さが特徴となっています。
今回は、そんな白井選手のゆかの演技の映像をご紹介します。ひねりまくっています。
今回、白井選手が申請したのは、ゆかの技がF難度の「後方伸身宙返り4回ひねり」。跳馬は価値点6.0の「伸身ユルチェンコ3回ひねり」。成功させれば「シライ」と名前がつく可能性があります。
「後方伸身宙返り4回ひねり」は、その名の通り後方伸身宙返り中に4回ひねるというもの。3回ひねりまではこれまでにも多くの選手が成功していますが、今回、白井選手が成功させて世界初となりました。
「伸身ユルチェンコ3回ひねり」は、ロンダートからの後転とび後方かかえ込み宙返り(ユルチェンコ)を伸身で行い、さらに3回ひねるというものとなっています。
これら2つの技の大きな特徴は「とにかくひねりまくっている」という点。2回ひねり程度なら多くの選手ができますが、3回、4回というのは非常に難しいといえます。
しかし動画の演技を見ると、軽々と2回、3回とひねっているため、両方の新技を成功させる可能性も十分にあります。
17歳で、これほどの演技ができるなんて末恐ろしいですね。