以前、アメリカ人写真家スペンサー・チュニック氏がイスラエルの死海に全裸の男女1000人を浮かべての写真撮影したことをお伝えしましたが、今度はドイツのミュンヘンにあるマックス・ヨーゼフ広場で身体に赤と金のペイントを施した全裸の男女1700人を並べて写真撮影を行いました。
今回の写真撮影は、リヒャルト・ワーグナーのオペラ『ニーベルングの指環』をチュニック氏が独自に解釈し表現したもの。チュニック氏は、バイエルン州立歌劇場で開催される2012年夏公演のためにミュンヘンに招かれました。
集まったボランティアは総勢1700人。チュニック氏の指示に従いポーズをとりました。
今回撮影を試みたチュニック氏は1992年からオーストラリア、アメリカ、ブラジル、フランス、イギリス、スペイン、スイス、オランダなどの公共の場でヌード写真を撮影し続けている生粋の芸術写真家です。また、2007年にはメキシコシティーで18000人のヌード撮影にも成功しました。
彼の作品のヌードは「エロ」や「露出」といった変態的な要素ではなく、治安の悪い場所における人間の弱さを表現しているといいます。また、チュニック氏はこれまでにアメリカで7回逮捕されたことがありますが、この件に対して当局を批判しています。