DCWが提案するZERO PODは分解や移築可能な家「モバイルキットハウス」です。これなら分解できるので、輸送している間にロシアで起こった事故のような事態にはならなさそうです。
このモバイルキットハウスは、分解・組み立てが出来て、その場で住宅になります。また使用後には、分解することで車に積んで持ち運ぶことが可能。さらに2本の足で建つ構造となっており、建設するのに基礎工事も不要です。
ZERO PODは高さの調節が可能であり、基礎工事が困難な、かなりの傾斜地にも設置することができます。
組み立てには、女性2人でも約半日で行うことができ、片付ける際にはアンカーを抜く工程が増えるますが、1日程度でできるとのこと。ワンボックスカーなら荷台に全ての材料が収まり、一番大きな部品が1.8mのため、それだけの大きさが乗る車なら持ち運ぶことができます。
ZERO PODは躯体に加わる加重を厳密に設定し無駄の無い構造設計になっています。また組み立ての簡略化や持ち運び時の重量を軽減させるようなフレーム構成となっています。
中には3人が寝ることができます。普段はソファーとなっている部分をベッドにすることで2人、背もたれ部分を2階部分に上げることでもう1人寝ることができる構造となっています。
DCWでは価格を現在検討しています。ZERO PODはユニット化して広げることが可能なため、ホテルのアネックス設備としての利用なども考えています。