バイカル湖とは、ロシア南東部のシベリア連邦管区のブリヤート共和国とイルクーツク州・チタ州に挟まれた三日月型の湖であり、「シベリアの真珠」とも呼ばれています。また、近年では水質の悪化が問題となっていますが、世界最高の透明度を誇る淡水湖としても知られています。
そんなバイカル湖に張った氷の上を歩く動画が公開されていますが、あまりに透明度に水の上を歩いているようにしか見えません。とりあえず、動画をご覧ください。
まるで、水の上か空中を歩いているようにしか見えませんが、実際には人がのっても大丈夫なほどの厚さの氷が張っており、さらにその下には水があります。この氷の厚さは7cm~10cm程度なのだそうですが、あまりに透明度が高すぎてそんな分厚さを感じることができません。
また、氷のところどころにヒビが入っていますが、これは動画が撮影される前に小さな地震が発生した際に入ったようです。この地震では、幸運なことにどうにか美しい氷は割れなかったそうです。
なんだか信じられないような光景ですが、このあたり一帯にはこういった風景が広がっているようです。バイカル湖では、近年になって不法投棄などによって水質汚染が問題となっています。ぜひ、こういった美しい景色を後世まで残してもらいたいですね。