ロシア東部サハ共和国でほぼ完全な状態で発見されたマンモスの標本が9日、世界初となる展示会のため横浜に到着しました。
3年前に発見されたこの冷凍マンモスは体長3mで、「ユカ」と名付けられました。生息していたのは約3万9000年前とされ、死んだ当時は10歳だったといいます。
主催者によると、ユカの臓器はなくなっており、どの時代の人間が取り出したのかについては有識者の間でも意見が割れているといいます。
専門家の犬塚則久氏は、「われわれ人類も絶滅の危機に瀕しているかもしれない。マンモスが絶滅した原因を探ればそうしたことがわかるかもしれない」などとコメントしました。
展示会は横浜市の「パシフィコ横浜」で、7月13日~9月16日まで開かれる予定となっています。