以前、中国で頭が2つある赤ちゃんが誕生したことをお伝えしましたが、ブラジルでも双頭の赤ちゃんが生まれて話題を集めています。
ブラジル北部パラ州の病院で誕生したこの赤ちゃんは、クリスマスが近いことにちなんで「Emanoel」「Jesus」と名付けられました。
この赤ちゃんを出産したのはマリア・デ・ナザレさん(25歳)で、帝王切開によって赤ちゃんを取り出しました。赤ちゃんは、生まれる前から異常な状態が分かっていました。
医者の診断によると、2つの脳と2つの脊髄を持っていますが、心臓、肺、肝臓、骨盤などは1つしかなく、2人で共有して使っています。
病院の関係者によると、マリアさんは赤ちゃんの姿を見ても驚いた様子はなく、新しい家族として受け入れ幸せそうだったと語りました。赤ちゃんは、2つの頭ともが母乳を飲んでいるそうで健康的な状態のようです。
この赤ちゃんは、共有結合体双生児と呼ばれている症例で、南西アジアやアフリカではとても珍しい症例だといいます。また、身体の臓器などを2人で共有しているため、分離手術をすることは不可能で、基本的にはこの状態で生活していくことになります。
ブラジルで生まれた双頭の赤ちゃんは今回が2例目で、パイラバ州でSueli Ferreiraさん(27歳)が出産した最初の赤ちゃんは、数時間後に死亡していました。