インターネット広告が成長していることは誰でも簡単に想像できるが、まさかここまで急成長していると思ってはいなかったのではないだろうか?
調査会社eMarketerによると、アメリカのインターネット広告費は2015年まで二桁成長を続け、2010年の約2倍の500億ドル(約4兆円)になるということだ。
eMarketer社の発表によると2011年にはディスプレイ広告の収入が20.2%増になるとしている。アメリカでは2010年のオンライン広告支出は260億ドル(約2.1兆円)となっており、この急成長予測は検索広告ではなく、ヤフー、Google、Facebookなどの大規模なサイトからのバナー広告の継続的な成長を前提としている。
また、eMarketer社によるとインターネット広告で一番成長するであろう分野は動画広告で、2010年の14.2億ドル(約1140億円)から2015年には71.1億ドル(約5700億円)と約5倍の成長が見込まれている。
この理由は、動画広告は他のデジタル広告よりも視聴者の注目を大きく集めるためだという。
インターネットが最も進んだ国の1つであるアメリカのインターネット広告事情は、他の国もちろん日本とも無縁ではなく、今後の日本のインターネット広告市場はアメリカと同様に急拡大していくだろう。