人間国宝の落語家である桂米朝さんにそっくりで、落語を演じることもできる人型ロボット「米朝アンドロイド」が完成・発表されました。この「米朝アンドロイド」は、アンドロイド開発で知られる大阪大学の石黒浩教授らが製作したもの。23日、桂米朝さん本人も参加して発表会が開かれました。
この「米朝アンドロイド」は、実際に落語を演じることもできます。映像では落語に合わせて動く「米朝アンドロイド」を見ることがきます。これには桂米朝さんも笑いながら「感動も何もないわ」「嫌やな」と驚いていました。
3代目桂米朝さんは、入門当時滅びかけていた上方落語の復興に尽力し、6代目笑福亭松鶴、5代目桂文枝、3代目桂春団治と共に、昭和以降の「上方落語の四天王」と呼ばれている人物。本名は中川 清。上方落語界としては初めて(落語界では2人目)の人間国宝となり、後に演芸界初の文化勲章受章者となっています。先代の諸事情のため、米團治の名前は継がないと公言しています。