先日には、コンサート中に自ら乳首をポロリしたマドンナが、またまたやらかしたようです。
アメリカの人気歌手のマドンナがパリ郊外で行ったコンサートで、フランスの極右・国民戦線(FN)のルペン党首の額にナチスのシンボル「カギ十字」を浮かび上がらせたビデオ映像が映し出され、国民戦線は15日、これを侮辱ととらえて抗議し、マドンナを週内に提訴する方針を明らかにしました。
ビデオは14日行われたコンサートで、歌うマドンナの背景に使われました。問題の映像の後にはヒトラーに似た人物の姿も映されました。観衆からはビデオ映像に驚きの声が上がったといいます。国民戦線幹部は「こんな醜悪ななぞらえ方を受け入れることはできない」と不快感をあらわにしました。
またFNの弁護士は「ルペン氏がナチスだと暗に伝えている」と不快感を示しました。
マドンナは5月のイスラエルでの公演でも同様の映像を使用。ルペン氏はフランスで使った場合には法的措置も辞さない構えをみせていました。
FNは移民排斥などを掲げる政党で、ルペン氏は4月の仏大統領選第1回投票で党として過去最高の得票率を記録しましたが敗退。6月の総選挙でも落選しました。
マドンナ側としては、移民排斥などの極右政党をナチスになぞらえることで批判する意図があったのかもしれませんね。