以前にもご紹介した東京のスケルトンハウスですが、内部の写真が公開されていたので再びご紹介します。プライバシーを完全に捨て去っているとしか思えない前衛的過ぎる家をご覧ください。
このスケルトンハウスは、「藤本壮介建築設計事務所」が設計した物件です。子供がいない夫婦からの要望を受けて設計されました。
建物自体は3階建てですが、床が少しずつ何段にもわたって上がっており、まるでジャングルジムのようになっています。延べ床面積は85平方メートルで、21のフロアプレートがあります。そして最大の特徴が”透明な壁”で、中から外が見えるだけでなく外からも中が見えるというデザインになっています。
配管設備は、家の裏側にある厚い壁の中に全て収納されています。またプライバシーを保持したいときにはカーテンを掛けることで、プライバシーを保つことができます。壁が透明なためプライバシー問題以外にも、直射日光や空調などに大きな問題が起こりそうです。
この家に対して海外のユーザーからは、「トイレができない」「部屋の温度管理に多額の費用がかかるに違いない」といったかなり手厳しいものばかりでした。
デザインが斬新であることには間違いなさそうですが、住むには相当の覚悟が必要となりそうですね。「住めば都」といいますが、本当に住み慣れることができるのでしょうか。