アメリカ・テキサス州に在住のアーティスト、ベン・キャンベルさんは、マクドナルドで販売されているメニュー200ドル(約1万6000円)分を使って、不気味な等身大ミイラを制作しました。現代社会を代表するファーストフードと古代エジプトのミイラというありえないコラボレーションをご覧ください。
制作されたミイラは、肌の質感や身体の構造など非常に精巧にできており、とてもハンバーガーやポテトなどを材料に作られているようには見えません。
キャンベルさんがマクドナルドのメニューを選んだ理由の1つには、マクドナルドのポテトが腐らないという実験結果があるといい、「腐らない」というキーワードからミイラとマクドナルドを結びつけたようです。また、このほかにも古代エジプトでは巨大ピラミッドなどの無意味な構造物、現代社会では高い地位にある人や企業による建造物を永遠に残るようにするといった類似点があると指摘します。
こういった社会の類似点を、あえてアメリカ文化の代表であるマクドナルドで表現することにより強いメッセージ性をアート作品に持たせているといいます。
さらに現在キャンベルさんは、マクドナルドのミイラアートショーを開催するため資金調達サイトで資金を募っています。