パソコン操作の苦手な人なら、突然、自分の想像していたものとは違う動画や画像が画面に表示されて驚いた経験があるかもしれませんが、この司祭は最悪なタイミングで操作ミスを犯してしまったようです。
北アイルランドの小学校で、告白について父兄と小学生たちに講演していた司祭が、パソコンの操作を誤り小学生たちにゲイポルノのアダルト画像を見せてしまうという事故が発生しました。表示された画像はスライドショーとなっていたといい、絡み合う男性の画像が自動的に画面に映し出されたといいます。
事件は、小学生たちに告白についての講演中だったマーティン・マクベイ司祭がUSBメモリスティックをパソコンにさした瞬間に発生したといいます。3月26日に行われた集会に出席した父兄によると、このアダルト画像はマクベイ司祭がUSBスティックを抜くまでの間に合計で16画像表示されたといいます。また、この講演に出席していた小学生の中には8歳の子供も含まれていました。
マクベイ司祭の聖マリア教会。事件が起こった小学校はこの横にあります
父兄によると、「マクベイ司祭は目に見えて動揺し、うろたえていた」といいます。またマクベイ司祭は、聴衆に謝罪や説明を行うことなくそのまま部屋を出て行き、20分後に戻ってきて講演を続け、寄付金を集めたといいます。
この件に関してショーン・ブレイディ枢機卿は、不適切な画像が表示されたことは”うっかりミス”だったことを認めました。また、アイルランドのローマカトリック教会は、現在も事件を調査しています。
ブレイディ枢機卿によると、内部調査でマクベイ司祭は「問題の画像に関することは分からない」としており、調査にも協力的だといいます。またマクベイ司祭は「(不適切画像の表示については)何が起こったのか分からないが、(事件によって引き起こされたことは)何が起こったのかは分かっている」述べました。
教会では、別の司祭が子供たちの告白を監督するために派遣されたといい、日曜日のミサに関しては9歳程度の子供たちは参加させないことが決まりました。
司祭が、よりによってゲイポルノを教えに関する講演中に子供たちに見せてしまうとは悲劇としか言いようがありません。また、人前でのパソコン操作には、細心の注意を払うことと、プレゼンテーション用のパソコンにはエロ画像を保存しないようにしなければいけませんね。