動物園で、オリやガラス越しに動物を上手く撮影するのは非常に難しく、それがカメラではなくiPhoneのようなスマートフォンや携帯電話ならなおさらです。さらに、サルやオランウータンといった知能の高い動物なら自分から近づいてくるようなことがない限り不可能といえそうです。
そこで今回は、ある道具と仕掛けを使って簡単に動物園の動物を撮影できる方法をご紹介します。
その方法とは、鏡に穴を空けてそこからiPhoneのカメラを覗き込ませるという方法です。この道具を動物園のガラス越しにおいてやると、興味を持ったサルやオランウータンたちが鏡を覗き込み、間近で撮影できるといいます。
また、この道具はサルやオランウータンに限らず人間にも有効なようで、動画の後半には鏡を覗き込む人々が見事撮影されています。
この面白いアイデアは、もしかすると動物園のサルやオランウータンだけでなく、野生のさまざまな動物にも応用可能かもしれません。2011年を締めくくる世界の動物写真ベスト50の絶滅の危機にあるマカク属の猿の自分撮りも、カメラのレンズに映る自分を見ていたといいます。他の場所や動物でも試す値打ちがありそうです。