以前お伝えした雪崩用エアバッグで危機一髪助かった女性スノーボーダーをご覧になれば、客観的に見ている分には雪山が一瞬で変化することもその危険性もよく分かります。しかし、このスノーモービルライダーに襲う危機一髪は予測できないのではないでしょうか。
雪山を爆走している1台のスノーモービルですが、何の変哲もない場所を走っていると、突然、奇妙な音がしたかと思うと足元の雪が一瞬で崩れ去ってしまいます。九死に一生を得た危機一髪動画をご覧ください。
この映像は、アメリカのアイダホ州とワイオミング州の州境にある雪山で撮影されたものです。
1台のスノーモービルがエンジンを吹かしながら、急な山道を難なく駆け上がっていきます。木々を掻き分け山の頂上にたどり着いたと思ったその瞬間、その出来事は起こります。
動画の1:15あたりで、「ゴゴゴゴゴ」という地鳴りのような音が響いたかと思うと次の瞬間、突然、足元の雪の塊が崩落し崖下へと落ちてしまいました。これにはノリノリだったスノーモービルライダーも驚き、ゆっくりとスノーモービルから降りると慎重にスノーモービルを後退させます。
おそらくこの場所は、本来なら切り立った崖になっているのでしょうが、雪によって崖が伸びているような状態だったようです。そこへスノーモービルがやってきたために、重さと振動で雪が崩落したのでしょう。
間一髪でギリギリ助かったスノーモービルの車載カメラで撮影された貴重な九死に一生映像でした。