先日、フランソワ・トリュフォー仕様だったグーグル検索が、2月7日にはイギリスの文豪チャールズ・ディケンズ(Charles Dickens)の生誕200周年を記念してデザインが変更されました。今回のデザインでは、代表作である『オリバー・トゥイスト』『クリスマス・キャロル』などを連想させるようなデザインとなっています。
チャールズ・ディケンズ(1812年2月7日-1870年6月9日)は、イギリスのヴィクトリア朝を代表する小説家として知られており、主に下層階級を主人公とし、弱者の視点で社会を諷刺した作品群を発表しました。その登場人物は広く親しまれておりイギリスで今なお愛される国民作家とされています。また、1992年から2003年まで用いられた10UKポンド紙幣には肖像が描かれており、日本でいえば「夏目漱石」のようなポジションの人物だといえるかもしれません。
代表作は『オリバー・トゥイスト』『クリスマス・キャロル』『デイヴィッド・コパフィールド』『二都物語』『大いなる遺産』『荒涼館』などです。これらを実際に読んだことをない人も、映画化されたものが多いため知っている人も少なくはありません。
チャールズ・ディケンズ
グーグルの検索デザインでは、有名作品の登場人物たちがアニメで描かれており、その街並みやキャラクターのいでたちはイギリスのヴィクトリア朝を思い起こさせるものとなっています。また、絵にカーソルを合わせれば「チャールズ ディケンズ 生誕 200 周年」という文言が浮かび上がり、クリックすれば「チャールズ ディケンズ」というキーワードで検索されるようになっています。
重厚な物語には、多くの登場人物が配置され、それらの個性的な登場人物はまるで関係のないようなそぶりを見せながらも、最終的にはその全ての関係が繋がってしまうというなんともいえないストーリーが魅力の作家です。ぜひ、寒い冬にはディケンズの心温まる物語を読んでみてはいかがでしょうか。
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