「犬食い」なんて言葉があるように、犬のような食べ方をすること自体が日本式のテーブルマナーでは無作法とされています。しかし、このベラちゃんという犬は、テーブルについて座って食事をするという他の犬とは一線を画すエサの食べ方をします。
エサの合図がすると、自ら特性のイスとテーブルについて運ばれてきた食事を食べ始めるベラちゃん。ちょこんとそろった後ろ足や必死にエサを食べる様子はなんとも可愛い風景です。
ベラちゃんが、こんなエサの食べ方をするのには理由があるようです。ベラちゃんは、生後4ヶ月のときに先天性巨大食道症という病気の診断を下されました。この病気の犬は、食道部分が広く飲み込む力が弱いため、食べたものや飲んだものを嘔吐してしまいます。そのため、垂直に座ってエサを食べることで食べたものを重力によって飲み込みやすくしているそうです。この理由から、食事後も10分間は座ったままの状態が強いられているようです。
しかし、生後7ヶ月となった現在では、少量の柔らかいドッグフードや水なら食べることができるようになってきたそうです。このまま完治するといいですね。