もう洗濯する必要も無くなり洋服のイヤな臭いともおさらばできるかもしれません。
アメリカ・ジョージア大学の研究チームが永続的に無菌状態を維持できる抗微生物永久処理技術を開発しました。
またこの処理技術はスプレーを衣類に噴きかけることでも効果を発揮できるため、これまでの衣服にも使用することができるそうです。
この新しい技術は、服、家のカーペット、靴、さらにはプラスチックを含む天然および合成繊維にまで適用することができます。
アメリカン・ケミカル・ソサエティー・ジャーナルに掲載された論文によると、抗微生物永久処理技術は黄色ブドウ球菌、連鎖球菌、大腸菌などの広範囲の危険な病原体を殺菌することができたとしています。これらの細菌の多くは、病気、汚れ、悪臭の原因とされています。
製品テストによると、摂氏37℃までの間に細菌は増殖することはなく、また洗濯後のテストでも効果の低下は見られませんでした。
今後この技術は、子供用品、家具、衣服、食品包装、医療など多くの現場で利用されることが期待されています。また、この技術に使われている化学薬品は低価格でシンプルなものなので、製品の低コスト化も簡単だそうです。そのため、広い範囲で使われることも期待され、安くて安全な製品には欠かせない技術となりそうです。