これまで男性にしか着用することができなかったコンドームも、これからは女性にも着用できるようになりました。
ベトナム・ホーチミン市にあるヴァンラング大学のデザインを専攻する学生たちは、卒業プロジェクトとしてコンドームを使ったドレスを制作しました。「コンドームのタブーを破る」と題されたプロジェクトで作られたドレスには、なんと700個ものコンドームが使用されました。
ドレスを制作したトゥアンさんによると、ベトナムの人々がコンドームを使用する意識を高めることが、このドレスを制作した目的だといいます。またトゥアンさんは、ベトナムの人々は安全なセックスをするように変わる必要があるとも主張します。そこで、12月1日の世界エイズデーに合わせてコンドームドレスを制作しました。
コンドームの伸縮性を生かして、どんな体型にもフィットするように設計されたドレスはその美しいデザインから、間近で見ない限りコンドームであることが分からないほどの出来栄えとなっています。そのデザイン性からも、世界的なデザイナーやモデルからは高い評価を受けています。
素材の性質を生かして作られており、話題性やファッション性においても大成功といえるコンドームドレス。コンドームの色や形を変えることで、また違ったデザインのドレスも作ることができそうです。